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【QGIS 3.0】GPSファイル(GPXデータ)をインポートする方法

 GPX(GPS eXchange Format)はGPS機器やソフウェアなどのアプリケーション間でGPSデータをやりとりするためのデータフォーマットです。QGISへGPXデータを取り込む事で、GPSデータの表示や編集等を行う事が出来ます。本ページではQGISへGPXデータを取り込む手順について解説します。

GPSファイル(GPX)とは

 GPX(GPS eXchange Format)は、インターネット上のアプリケーションとWebサービスとの間で、GPSデータ(ウェイポイント・ルート・トラック)を交換するために開発されたXML形式のデータフォーマットです。GPXは、GPSデータ交換やマッピング・ジオキャッシングのために、多くのソフトウェアプログラムおよびWebサービスで使用されています。

GPXファイルを取り込む方法

GPXデータの取り込む(ドラック&ドロップ)

 ドキュメントなどに保存されているGPXデータをQGISの画面上へドラック&ドロップし、GPXデータを取り込みます。あらかじめ追加したいデータのみ(例:北海道の山の位置など)を選別しておくとGIS上の作業がしやすくなります。

© OpenStreetMap contributors

追加するベクタレイヤを選択

 『追加するベクタレイヤを選択…』という画面が表示されるため、ポイントデータを取り込みたい場合は、『Waypoints』を選択します。

© OpenStreetMap contributors

Weypointの読み込み・確認

 正常にGPXファイルが読み込まれた場合、Weypointが表示されます。読み込まれたWeypointの位置情報にエラーがないか、Openstreet Mapや国土地理院地図等を用いて確認してください。また、取り込まれた情報に間違いがないか属性テーブルを確認してください。属性テーブルはレイヤーを右クリックして属性テーブルを開く(O)をクリックして開く事ができます。

© OpenStreetMap contributors

属性テーブル

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